2012-11-26 19:38:57
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コメント(9)
こんばんは、水居です。
風邪を引いたり治ったりぶり返したりと忙しない今日この頃です。
皆さんも体調管理にはお気をつけくださいまし~。
タイトル通りですが、
タチバナナツメさん主催の世界の偉人を描いちゃおうぜ!な企画、
その名も
『Heroic Paranoia☆2012!!!』に参加させて戴いております~。
参加表明を出したのはかなり前なのに、今頃ようやく一枚提出という遅筆ぶりですがわたしは元気です。
今回わたしが描かせて戴いたのは『星の王子さま』なんかでお馴染みのサン=テグジュペリです。
【Heroic Paranoia】サン=テグジュペリ『紅の豚』の宮崎駿監督も彼の『星の王子さま』を読んだとか。
斯く言うわたしも『星の王子さま』がだいすきです。
そんなこんなで彼について簡単に紹介でも……。
『星の王子さま』『夜間飛行』『人間の土地』などの著作で知られるサン=テグジュペリ。
サン=テックスの愛称でファンに親しまれる彼、本名をアントワーヌ・マリ・ロジェ・ド・サン=テグジュペリ。
ジャン・ド・サン=テグジュペリ伯爵の三男として誕生します。
幼くして父を喪った彼は、母方の祖母の「お城」で暮らしました。
その燃えるようなブロンドから「太陽の王子」のあだ名で呼ばれたとか……『星の王子さま』を髣髴とさせますね。
彼自身も伯爵の称号を有しました。
小学生の頃に蒸気機関車に乗って感動した彼は、早くも飛行機に乗ることを夢みるようになります。
早熟で夢見がちな「太陽の王子」は、こうして生涯を通じて関わることになる飛行機に魅せられていきます。
彼の作品はどれもがある意味、彼の空想・理想の世界であり、かつ自伝とも呼べるものです。
彼は郵便飛行機のパイロットであり、南米やアフリカへの空路の開拓者でもありました。
彼は建築家であり、航空力学の専門家であり、技術者でもありました。
彼は数学者であり、哲学者であり、作家でもありました。
飛行と冒険を愛し、砂漠と墜落に縁深いサン=テックス。
飛行機を人間を探る道具のひとつとみなし、戦争の不条理さを病気に例えました。
第二次世界大戦で祖国フランスがドイツに降服した後も、祖国の為に戦うことを望んだ彼は、アメリカ空軍へ入隊。
ヨーロッパで危険な偵察飛行を行い、少佐に昇進します。
占領下のフランスで彼の著作は発禁本とされましたが、敵軍ドイツにも彼の信奉者は多くいたと言います。
著名人でもあり、前線に出るには些か無理がある年齢でもあったので、軍上層部は彼を戦場から遠ざけようとしました。
けれど彼は出撃を志願し続けました。
そして1944年7月31日、フランス内陸部の偵察のためボルゴ飛行場から単機で出撃。
地中海上空で行方不明となりました。
長らく不明とされていた彼の行方でしたが、1998年に彼と彼の妻の名などが刻まれたブレスレットが発見されたことを受け、2000年にマルセイユ沖に沈む航空機の残骸を調査・撮影。
2003年に正式な回収許可が下り、左エンジンナセルが引き揚げられ、更に広域に散乱していた多くの破片が数ヶ月かかって拾い集められました。
回収物は丹念に洗浄され、機体に刻まれたロッキード社の記帳番号により、遂に彼の乗機であることが明らかとなりました。
フランスを愛したサン=テックスは、祖国の海に眠っているのでした。
かなりざっくりした説明で申し訳ないです。
詳細な経歴や説明は、インターネット上にもっと沢山、わかりやすく載っているので、興味を持たれた方はぜひ検索など。
それ以上に彼の著書に触れてもらえるとうれしいです。
砂漠と墜落と冒険に馴染み深い彼ですが、最後は祖国のマルセイユの海に揺蕩っているのだな、とおもうと感慨深いです。
自著の中で
わたしはいつも、傍観者が大嫌いだった。
参加しないとしたら、わたしはいったい何者だろう?
存在するためには参加することが必要だ。
と述べた彼のことばは胸に響き、時々わたしに考えさせます。
箱根にあるという『星の王子さま』ミュージアムにいつか行ってみたいものです。
偉人企画、まだ描きたい方がいるのですが、期限までに間に合うかは甚だ疑問です…;^^
これからまだまだアップされるであろうイラストとそこに添えられた解説・紹介文を拝見するのがたのしみです。
知らないことを知るいい機会、世界を広げる機会になる企画に感謝ですね。^^
◆ 汀雲さん
こんばんはー!
素敵ですって?! ありがとうございますー!(*^o^*)
なんだか周りの方に比べるとけっこーざっくり説明だと思ったのですが…うーん??
気づいてないだけで個人的な思い入れが意外とあったのかもですね
。
本当に近年まで正しく「行方不明」な人でしたからね~。
亡骸が見つかったわけではないですが、居場所がわかってうれしいような切ないような…。
次…どうでしょう~。
遅刻しても間に合わない気がするので来年にとっておこうかなぁ(笑)